top of page

ベルトの無塗装革の自然な風合いを生かしたダメージ感の修復について

更新日:1 日前



今回はベルトの修復について。

多くの修理では塗装する業者が多いと思いますが、塗装は革の自然な色ムラや柔軟性を損なう事があり、好まない方もおられると思います。

今回は塗装無しでの修復をご紹介。


今回は分解後の作業となり、加工がしやすい好条件ですので、結構きれいにできます。

まずはベルト全体の歪みなどの型崩れ、バックル跡などの凹み変形をリセットします。


次の加工により、今回の半艶の平滑加工や、色的な革の表情を引き出して

使用感のある要素を取り除きます。

深い傷は残ります。(下の画像参照)


着色は元はブラックに近い色でしたが、ダークブラウンでの染色のみです。

濃い色ほど色ムラが無くなります。

革の表情も適度に引き出し、自然な風合いを残しました。




このままでは水の浸透性が高くなり、水濡れによるシミになりやすいですよね。

これも塗装しないで、ある事をする事で浸透しにくくする事が可能です。


バックルはシルバー風塗装です。凹凸の平滑作業は省いたので、段差あります。

ゴールド塗装を乗せて自然な風合いにするともっと良いと思います。


分解ができる場合はベルト以外でも同様の作業が可能です。




次も無塗装のベルトですが、劣化が進み、うろこ割れが深く起こっているベルトです。




 
 
 

Comments


  • Facebook Classic
  • Twitter Classic

© 2023 by DRY CLEANING. Proudly created with Wix.com

bottom of page