バッグのフルリペアのご紹介です。
- bptanakad
- 2021年7月13日
- 読了時間: 1分
今回のバッグは10年程度使われた物で、カビ臭がある状態でご依頼頂きました。
このタイプのバッグは床に置いた時にシャキッと立つ事が大切です。
実物は上部が重く、型崩れが起きやすい状態でした。
上部に金属ファスナーを使っていたり、D型金具があったり、厚みを持たすための中生地が重い物を使っていたりと、使用中の型崩れは必然と言える構造でした。
まず洗浄してカビ臭を除去。
ファスナーを樹脂製に変更、D金具の撤去、マグネットは隠しタイプに変更。
内生地はやや濃くする事で変色を目立たなくし、変色の多いフチ回りを黒で統一。
内生地の破れがある部分は黒い生地へ変更、重い中生地を撤去し、硬めの塗料と繊維を組み合わせ、軽くて型崩れしにくいバッグへ変身!元の3分の2の重量まで軽量化しました!
予算の範囲での修復となり、完全に納得いく修復はできませんでしたが、かなり良い物ができたと思います。
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