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☆セルレザー☆革じゃない!セルロースでできた革の代用新素材!財布 レースハンドル 靴の使用事例

3月31日
読了時間: 6分

更新日:9月7日

今回「セルロース」と言う繊維と「接着剤」が主原料の、

革の代用品となる新素材「セルレザー」を開発しました。

水色の部分がそのセルレザーにカラー塗装した物です。





「牛革の2倍の引張り強度」を持ち、通常1つのパーツが1mm厚で作る革製品の半分の厚さで作ることができるため、

札入れなどの薄さを生かした製品作りが可能。

何度曲げても傷みませんので、革と同じように扱えます。

革製品くらいの厚さの場合、折り紙の様に折るのはダメですが、半径10mm程度の曲率でも耐える素材です。





最大の特徴は、曲げた時に粘り(低抗感)があり、開閉する時に動物の革には無い、面白い動きをします。


この財布で言うと、開くとき少し抵抗感があり、

90度開いた場合、3秒程度経つと抵抗感が無くなり、

そのまま手を離すとゆっくり「ぐにゃー」っと開いていきます。


閉じる時も同様に軽く抵抗感があり、数秒待つと抵抗が無くなり、閉じたい位置で安定します。

ちゃんと閉じず浮いたままになる事無く、必ず数秒後には閉じた位置に来ます。

柔らかい革製品とは違い、閉じた状態でグラグラしないので「ボタンで固定する機構も不要」。

気温の影響を受けやすいので、寒い時期に強くこの特徴が出ます。

面白くないですか?この素材♪ 多分どこにもない素材ではないでしょうか。





曲げたときの感触はコードバンが一番近いです。繊維密度が高いですからね。

セルレザーも繊維密度が高いので似たような感触なのだと思います。

コードバンに粘りを持たせた物と考えると良いかも。

動きを分かりやすくするため、被せ側には何も収納しない軽量状態で撮影しています。




硬貨は重いので、ふにゃふにゃの革では小銭があっち行ったりこっち行ったり偏ったりします。

セルレザーは適度な硬さがあるので、小銭の重さで変形することがありません。

小銭を無作為に入れ、ファスナーを閉じ、財布を水平にして水平方向← →にシャカシャカ振る。

これで小銭が重ならず、スマートな財布として使えます。





耐久性も高く、PUとかポリウレタンとか呼ばれる「劣化素材を主成分に使わない」ため、

ひび割れや粉吹きなどの様に状態が悪くなることもありません。

上の画像は、頻繁に曲げる場所にも関わらず割れなど見られません。


曲げ部はシワができてますが、厚さを薄くして2枚重ねにすれば大丈夫。

今回0.7mmで制作したのですが、若干失敗。0.5mm2枚にすればよかった・・・。

セルレザー製品 1 号なのでまだ微調整が必要だと感じています。

この様にセルレザーは厚さの微調整が可能です。

革製品の様な無駄な厚さが無く、繊維密度が高いので、「革より軽い」です。




紺色の革は私的に「手触りが最上級」と思っている「ラム革」です。

子羊の革です。しかもより手触りが良くなるクロム鞣し革。

更に言うと無塗装。無塗装革は吸い付くような繊細な手触り。

塗装革はキュッキュッ、クックッと言ったグリップ感があり、手触りが犠牲になります。

塗装しないと色ムラがでるので塗装品ばかり流通しており、

手触りが犠牲になっている物しか出回っていません。

これはずっと触っていたくなるほどの手触りなのです。


セルレザーは生地に触れ、押した時の弾力感はありません。そして触れて滑らせたときの手触りがルイヴィトンやプラダなどの様な塗装された革製品のような感じなので、

手触りが最上級のラムを使って魅力を補ってみました。


ラム革は柔らか過ぎて加工が難しく、ほとんど財布には採用されない素材です。

よくジャケットや手袋に使われます。

切断部はセルレザーの極薄生地をコの字に巻く事にしました。

よって貼り合わせたセルレザーとラムが剝離せず、段差が全く無い、細部まで他には無い仕様になっています。


セルレザー+ラム革の長財布。世界に一つだけの商品ができました♪






こちらはバッグの持ち手にレース革の代わりにセルレザーを巻いた事例です。





レース革は上の画像の様に、帯状の長い素材で、縫合の代用として用いられます。

巻くように固定するため、傷みやすい角辺を保護し、傷んだら交換できる良い縫合方法です。

市販品は側面が切りっぱなしの物ばかりですので、ちょっと安っぽく見えるかもしれません。




交換前の写真。レース革だけが傷んでます。

塗装しても良いのですが、調色コストがかかるので交換することに。

市販品は側面が切りっぱなしなので不採用。

「厚さの微調整が可能」であり、「側面を滑らかにできる」セルレザーを使いました。




今回はこのバッグのコバがグレー系なので、セルレザーもダークグレー系の染色で色を付けております。

「染色の自然な色合いが魅力」で、芯まで染色してますので、摩耗しても塗装品の様に母材の色が出て来ないため、長期使用が可能です。




こちらは靴の上端に革が覆ってあったものを交換した事例です。




こちらはオーダーメイド財布のご依頼を受けた時に「強い曲げに耐える」セルレザーを使用。

コの字の範囲にあります。270度くらいの強い曲げ範囲。

薄めに作ればこのくらいの曲げ部にも耐えます。




こちらは上の財布の札入れ部で、中間の仕切りにセルレザーを採用。

セルレザーは「形状保つ」性質があるので、開いたら開いたまま、閉じたら閉じたままでその状態をキープします。





レース状だと分かりにくいので、シート状にしたものがこちらです。

色はライトグレーとライトブラウン。

大理石や天然木をイメージさせる自然な色合いが魅力です。


【メリットまとめ】

●高い引張り強度

●曲げた時の粘り感 (低抗感 低反発感)

●厚さの微調整が可能

●軽い

●形状保持性がある

●側面を滑らかにできる

●染色の自然な色合いが魅力

●劣化素材を主成分に使わない




注意1:セルレザー「内部」の素材は、「アルコール」が付着すると劣化します。

手に触れやすい場所には、表面に劣化対策の塗装を施しますが、摩耗して保護塗料が無くなるとこの限りではないのでアルコールはお控え下さい。

身近な物では、ウイルス対策除菌等で使うポンプ式の手にプシュッと出るタイプ、アルコール入りティッシュ、香水など。

灯油やシンナー等の作用の強い物はもちろんダメです。


注意2:「大量の油」が付着すると崩れます。

手に含む油程度は問題無いですが、大量の油が付くと崩れる事があります。

大量の油が付いた場合はすぐにティッシュ等で油を吸い取って下さい。

昔の革は保湿する必要がありましたが、セルレザーはかえって状態を悪くします。


メンテナンス:汚れたら水で濡らして絞った布で拭き取るだけでOK。



今回セルレザー2号の試作品をこの素材で制作予定です。

形状を保持する独特な特徴のあるセルレザー。

その特徴を生かし、ファスナーやボタン金具を一切使わない、軽くてどこにも無い構造を予定しております!!

ご興味がある方はぜひお問い合わせください。

 
 
 

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